実家で里帰り出産をするという人を除くと、出産・育児は知らない土地ではじまります。令和3年の愛媛大学の調査によると、里帰り出産をした人は52.1%、しなかった人は47.9%。約半数のママさんが、里帰りをしていないようですね。
産後すぐの育児…つらい!
産後の育児は過酷です。睡眠不足で体調が万全でない上、パパが家事育児をあまり手伝えないケースも少なくありません。そんな中で新しい人間関係を作るのは非常に疲れることです。しかし外を歩くとベビーカーを押しながら仲良く談笑するママ友さん達がいます。この人達はどうやって友達になったのだろうと不思議に思われたことはありませんか。
「ママ友学級」へ行ってみたいけれど勇気が出ない
多くの場合、そのような人たちは市町村が開く「ママ友学級」や「子育て支援センター」で出会っているようです。ママ友を作るはじめの一歩は、そのような市町村の運営する場がおすすめです。赤ちゃんは可愛いとはいえ、24時間面倒を見るのは心身ともに消耗するものです。パパの手伝いもあまりない場合はつらさに拍車がかかるでしょう。そんなとき大人との何気ない会話は気晴らしになります。同じ立場のママさんとちょっとした愚痴を共有するだけで孤独感がやわらぐのです。(産後、体形が変わって人に会いたくない)(人と話す元気がない)という人こそ、一歩を踏み出してみませんか。
「支援センター」でママ友ができる
子育て支援センターでの交流は、家の行き来よりもずっと楽です。自分のことを話すと、私の最初のママ友は産婦人科で連絡先を交換した、子の誕生日が近い人でした。お互いに子育て支援センターが未経験だったので、双方の家の行き来からはじまりました。友達ができてうれしい反面、呼ぶ前の家の掃除片付けは正直なところ少し手間に思っていました。でもそれは友達も同様だったと思います。結果はというと、(この土地でずっと暮らすのだから、ご縁を大事にしないと…)と頑張っていたものの、先方さんのお引越しで疎遠になってしまい今に至ります。
自治体の広報誌をチェックしよう
地域の子育て情報は、役所のホームページやお住まいの自治体で配布される「広報」に掲載されています。独立した建物がある場合、保育園でイベントの形で開催する場合、公立小学校の学童教室を利用する場合とさまざまなケースがあります。アラサーママ・アラフォーママなど世代で区切った会を開催している自治体もあるので、(話題が合わないかも…)という不安があるときはそういう会を探してみるといいでしょう。
産後は自分が一番大切!
子育て支援センターには、経験豊富なベテランの先生が常駐しています。赤ちゃんの月齢が近くて雰囲気が似ているママさん同士を自然に引き合わせてくれたりもします。短時間の外出でも、大人と会話をすると気晴らしになります。産後は皆、疲れています。体形が戻っていなくても、しばらく美容院へ行けていなくても気にする必要はありません。気軽にお出かけしてみてください。
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